
【プロフィール】
生年月日:1990年4月11日
出身地:岐阜県
身長:158cm
特技:泳げる、口笛、引き笑い
趣味:アニメ鑑賞、日本酒を嗜む、逆さまになること
【略歴】
2012年、初主演映画で俳優デビュー後、映像作品を中心に出演を重ね、2022年よりフリーランスとして活動中。シアタースコラCert1~Cert3修了。 近年では舞台作品にも場を広げ、2025年1月のヒコ・カンパニー旗揚げ公演『マルコとグリーンの海』(作:港岳彦 演出:里見瑶子)では110分の2人芝居に初挑戦し、ハラスメントの加害者でもあり、過去には被害者でもあった自らと正面から向き合う女性、ルカ役を好演。
主な出演作品には、映画 『わだち』、『すばらしき世界』、『ガリレオ 沈黙のパレード』、ドラマ『夫よ、死んでくれないか』『相棒season21』『ウルトラマンジード』などがある。
Q1.演劇、俳優を始めたきっかけ
地元のダンススタジオに通い始めた高校生の頃、踊ることが大好きで友人とダンスチームを組み、自分達で曲編集・振付・構成をした作品を学園祭で披露する機会がありました。
スキルは初心者レベルでしたが、ただ面白いことをして楽しませたい一心で作ったパフォーマンスは、友人や知り合いだけでなく、知らない生徒、先生、保護者達にも楽しんでもらえて、それまでの人生で初めての大きな拍手と歓声をいただきました。学校という小さな世界での出来事ですが、その温かい景色の中で「ちっぽけな自分でも、仲間と知恵を出し合い懸命に作り上げたモノで誰かを笑顔に出来るんだ」と、感動で満たされたのを今でも覚えています。
卒業後は芸能と関係のない進路を辿りますが、その時の幸福がいつまでも忘れられず…チームで作品を作り、體を通して観客へ悦びを届ける俳優というお仕事に挑戦しようと考えるようになりました。

Q2.影響を受けたもの、自分をカタチ作ったもの
漫画とアニメ。
母が大の漫画好きだったので、本棚にはコミックがびっしり。母と原作を楽しみながら、週末はレンタルビデオ屋にアニメを借りに行くのが我が家のルーティーンでした。
今やサブスク定額見放題最高!って機器の発達に感謝もしていますが、あの頃の旧作〇本〇円の縛りの中で迷いながら厳選していく時間も好きでしたね。なので何か欲しい物がある時は、お気に入りと出会うまでは類似品でも買わず、ビビビと来るまで宝探しゲームをしています。
映画館で初めて見た映画は、父が連れていってくれた「平成狸合戦ぽんぽこ」。当時4歳の私には強烈で、その他のジブリ作品も色濃く細胞に刻まれてます。
Q3.私の好きなこと・もの(なんでもOK)
地元岐阜が大好きです。岐阜の観光大使になりたい!
玄米を食べること。
逆立ちを続けると体幹強くなって肩こり解消されて下がった内臓の位置が戻って姿勢が良くなって…と、良いこと尽くしで好き。
今更ながら尾田栄一郎先生のONEPIECEにハマりました。トラファルガーロー推しです。

Q4.あなたにとってお芝居とは
人と繋がる為のものです。私と誰かや、誰かと誰かの、心と心が握手をする為に見えない手を一生懸命伸ばしているようだなと思います。そして悦び。
Q5.今回の脚本を読んだ時の感想、印象
初読は顔合わせの本読みでした。
阿久津さんが「キャラクターは皆さんに当て書きしました。まだ台本は読まないでくださいね。僕の合図で開いてください」と仰るので、プレゼントの箱を開けるのが待ちきれない子どものようにソワソワ。「どうぞ」の声に、一斉にページを開くキャスト達。誰一人物語を知らずに始まった本読み……の筈でしたが、「本当に皆初読?絶対知ってたでしょ⁉︎」と疑うほど、皆さん面白くって可愛くて各キャラクターにぴったりなんです。
虫たちの素直な声が、真っすぐ胸に響く。そのピュアな言葉たちを飾らず届けられるように、私も純度を高めていきたいと思います。

Q6.最後に、観てくださる方に向けて自由にメッセージ
大人も子どもも気兼ねなく広く楽しめる演劇をやりたいと考えていました。更に生演奏の音楽劇も初めて。私にとっては初挑戦する事が多い作品ですが、この個性豊かな座組の皆さんとお届けするのが楽しみです。
ぜひ、小さな小さな虫たちが生きる、壮大な世界を一緒に冒険しましょう!
作・演出 阿久津京介よりコメント
もあダむvol.3『もうそうしよう』。
7人目に紹介するのは桜木梨奈さんです。
今回の公演にあたって開催したオーディション。
参加人数も100人強と、難航を極めた選考の中でぼくが惚れ込み、キャスティングを即決した俳優です。
桜木さんには、「淑女」という言葉がよく似合います。
スラリとした品のある佇まいに、知的な言動。
聡明で、誰に対しても誠実。
加えて、細やかなところにまで心が行き届く、視野の広さも持っています。
中でもぼくが覚えているのは、桜木さんのオーディションの際の些細な行動。桜木さんも参加していた回での出来事です。
オーディションの中で他の俳優が演技をするとき、こちらで用意していた「机の位置の移動」が必要な場面がありました。
通常、オーディションという場は時間も限られているので、自分の審査時間以外は、自分の番で良いパフォーマンスを発揮するための「準備」に時間を充てることがほとんどです。
自分の審査が終わった後ならばなおさら、全員の審査が終わるのをただ待ってしまう俳優も多いと思います。
その一方で桜木さんは、机を移動させるときに自主的に動いて、当然のように協力してくれた。オーディションという「全員がライバル」ともいえる場で、他者のために動いてくれた。
もちろん、そのとき動いてくれたからキャスティングしたというわけでは決してありません。ですが、ぼくはそれが本当に嬉しかった。
きっとこの行動も、桜木さん自身は全然覚えていないと思います。
つまり、これは桜木さんにとって当たり前の行動であり、そこに「自分をよく見せよう」とか「動くことで審査側にアピールしよう」という気持ちは全くないのです。
現に、あの桜木さんの動き方や動き出しまでの早さは、他の参加者への確かなリスペクトがないとできないことです。
見返りを求めない優しさ。
極めて純度の高い、参加している全員で「いい空間」を作ろうとする姿勢。
桜木さんのそういった部分は、今回桜木さんにお願いしているクモの「ママン」という役にも反映させています。
虫たちの先生。
物語の中で元気いっぱいに躍動する他の虫たちを、時に厳しく、時に愛情深く見守っていく、そんなキャラクターです。
また、この「ママン」という言葉には、フランス語で「母」という意味があり、この役も実は、今作に登場する「とある虫」の母です。
キャラ造形にあたって参考にしたのは「ルイーズ・ブルジョワ」の有名な同名彫刻、『ママン』。日本だと六本木の森美術館の屋外に展示されているので見たことがある方も多いかもしれません。
ちなみにこの彫刻には、こんな意味が込められています。
──蜘蛛は紡績、織り、養育、保護の全てを持つブルジョワの母親の強さを暗示している──
(参照:同作のWikipedia)
そういう意味でもママンは、非常に重要な役柄です。
みんなを包み込むような温かさを持つ桜木さん。
上では「淑女」と表現しましたが、それと同時に、まるで少女のような一面も兼ね備えています。
面白いことがあればケタケタと笑い、
悲しいことがあればとことん悲しめる人。
感受性の豊かな人。
サービス精神も旺盛で、見ていて「こんなこともやってくれるの?」と思わずこちらが驚くほど。
見てくれる人のため、と全力で表現に振り切ることのできる桜木さんは、言うなれば天性のエンターテイナーであると思います。
「大人も子どもも楽しめるエンターテインメント」と銘打った今作。
実は今回、演出上、彼女が主体となって客席と掛け合いをするシーンを用意しています。
どうか是非存分に、彼女の作り出すエンターテインメントに巻き込まれてください。
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