実倉萌笑(ニコ役)


【プロフィール】
生年月日:2000年11月30日。大阪生まれ東京育ち。
身長:157cm
特技:ピアノ/チアダンス/バトントワリング
赤ちゃんをすぐに泣き止ませることができる/金魚すくい(最高37匹)
趣味:1人サイクリング/映画鑑賞/人間観察

【略歴】
17 歳からお芝居を始め、映画/ドラマ/MV/CMなど映像を中心に活動中。
TikTokで大ヒットしたひらめの楽曲「ポケットからきゅんです!」でMV初主演を務める。
その他、40本以上のMVに出演。
タレントの登竜門と呼ばれるテレビ朝日「全力坂」に出演したり、配信ドラマアプリ「BUMP」にて、自身初となる主演ドラマが公開(「憧れだった芸能の世界は〜操られた復讐劇」)。
水ドラ25 テレ東「晩餐ブルース」/「僕のあざとい元カノfromあざとくてなにが悪いの?」に出演するなど活躍の場を広げている。
2025年3月より全国にて順次公開されている映画「帰ってこなかった男」(小嶋貴之監督作品)では、自身の見た目とは裏腹に、女の妬みや承認欲求にまみれた、どこか腹黒く女性らしいあざとい役を演じ、注目を浴びた。
今季冬には、主演作の公開が控えている。

Q1.演劇、俳優を始めたきっかけ


私が芸能界に憧れを持ったのは、中学2年生の頃です。

ドラマ『学校のカイダン』が大好きでした。主演の広瀬すずさんが演じるツバメという役は、いじめを受け生徒会長を押し付けられ、それでも自分の意見を主張し、もがき強く生きる役。ツバメは、当時の私に共通することが多く、どこか似ている気がしました。

私は当時かなりの引っ込み思案で、みんなの目ばかり気にしては何も意見を言えないような内気な性格でその上、何をするにも勇気がなく、ファーストペンギンなんて、絶対無理。なんなら最後から二番目とかでした。だけれど、家ではうるさいほどよく喋ったり、、、笑 

そんなクヨクヨした自分が嫌いで、自分を変えたくて、一度きりの人生だし、「人に嫌われたっていい、自分らしくいたい」と思い、次の日に思い切って長かった髪をバッサリ切りショートヘアにし、私の夢への道のりが始まりました。
女優になりたいと誓った日の夜のことを今でもハッキリと覚えています。

Q2.影響を受けたもの、自分をカタチ作ったもの


私にとって上白石萌音さんは、「女優という特別な存在でありながらも、人間らしく温かくあることが一番の魅力」ということを教えてくれた大きな存在です。

私が萌音さんのドラマの現場にエキストラとして毎日のように行っていたころ、萌音さんは私に沢山の勇気と希望を与えてくれました。
私はスーツを着た通行人のエキストラをしており、外で待機をしていた時、寒そうにしている私を見て、萌音さんは「寒くない?大丈夫?」と自分の持っていたカイロを渡そうとしてくれました。私の夢を聞いてくれたり、遠い場所からも目が合うとニコッと手を振ってくれたり。

どんな状況でもいつもにこやかで、そんな萌音さんの姿と笑顔に、何度もそっと背中を押してもらえたような気がしました。
まるで、ひまわりみたいな方だなって。
自分を偽らない萌音さんの生き方に触れ、私も萌音さんのように、人を惹きつけられるような女優になりたいと影響を受けました。

Q3.私の好きなこと・もの(なんでもOK)


私の好きなことは、1人サイクリングです。
でも電動付きの自転車に限ります。
凹んだ時、落ち込むことがあった時、行き先を決めずにサイクリングをすることが楽しいです。気が付くと知らない駅や、海に辿り着いていて彷徨う時もありますが、マップを見ずに自分が思うままに突き進んでみたりするのもなんだか好きです。
悩んでいる心を海に洗い流したかのようにスッキリした気持ちで帰ってくることが出来る1人サイクリングは最高です!

Q4.あなたにとってお芝居とは


私にとってお芝居とは、“台本を超えて自分の言葉と感情を届ける挑戦”だと思います。
役を通して見えてくる自分もいるし、逆に自分を通してしか出せない役もある。
日常では包み隠してしまう自分の姿や思いも役を通すと日常よりも本音が出る瞬間があったり。
お芝居をしていて、「あ、私って意外とこんな気持ちになるんだ。こんなふうに思うんだ。」
と自分を初めて知る瞬間もあります。
正解のない中で勇気を持って飛び込むことや自分をさらけ出す怖さもあるけれど、映画を見て感動や勇気をもらった分、「伝える人でありたい」という気持ちは変わりません。

とにかく生きていることが私にとってお芝居を生み出す一つ一つになっていると思うので
これからも色んな経験をしていきたいし、していかなきゃと思っています。

Q5.今回の脚本を読んだ時の感想、印象


初めて脚本を読んだ時、胸が高鳴りました。
静かな電車の中にいたのですが、ドキドキ&ワクワクが止まらなくなって、1人でニヤけてしまい、つい「え!やばい!」と心の声が漏れてしまいました笑
顔上げたら、みんなに注目されてた。

そして、今回私が演じる“ニコ”という役はそのままの素の私だなぁと。脚本を書いた阿久津さんに心のうちを全部見透かされたような気がしました。
セリフの一つひとつに力があって、声に出すのが楽しみで、この役を通じて、新しい自分を発見できそうだなと感じました。

“ニコ“という役をもっと知りたいし、たくさん愛してあげたい、そんな稽古期間にしたいです。

Q6.最後に、観てくださる方に向けて自由にメッセージ


本公演で、ニコ役を務めさせていただきます。
実倉萌笑です。
ここまで読んでいただいた方々、貴重なお時間を割いて読んでいただき、本当にありがとうございます。

私にとって本公演は、人生初舞台となります。
不安と緊張と楽しみと色んな感情が入り混じっていて、やっぱりまだ不安が強く消えなかったり。
でも何より、初舞台で“吉祥寺シアター“さんという大きなステージに立てるということを大変嬉しく思います。
初めてなことが多く喰らいつくのに必死でまだまだ未熟な私ではありますが、皆様にとって素敵な時間になるように、全身全霊で挑ませて頂きます。
ニコ役としての想いと、それに重なる自分の想いを皆さんにお届けできるように頑張ります。

楽しみにしていてください。
素敵な仲間たちと劇場でお待ちしております!

作・演出 阿久津京介よりコメント


実倉萌笑さん。
「Sprocket Holes Japam」という、ぼくも所属する映像制作コミュニティで出会いました。
そのコミュニティのメンバーを中心に制作、劇場公開をした映画『帰ってこなかった男』のヒロイン、あゆみ役での二面性のあるお芝居が記憶に新しい方も多いと思います。
ぼく自身、萌笑さんのことは、彼女が演技を始めてまだ間もないころから知っています。

実は、当団体の前作『MEME』のオーディションを受けてくれていたりと、前々から舞台演劇に興味は持ってくれていたのですが、なかなかタイミングが合わず、満を持して今回が初舞台です。

誰とでもすぐに打ち解けられて、いつもニコニコとしている萌笑さん。
彼女がいるだけで空気がパーっと明るくなる、座組みの太陽のような存在です。

一見、可愛らしい顔をしているけれど、侮るなかれ。
その実、誰よりも強い負けん気を持っています。
可能性の塊。
知的好奇心も旺盛で、そして何より、素直で、一生懸命。
無垢で純真な姿勢で、こちらが言ったことをどんどん吸収してくれます。
彼女の前のめりな取り組み方からは、こちらも多くのものを学ばせてもらっています。

萌笑さんに今回お願いしている「ニコ」というテントウムシの役は、そんな彼女にぴったりの役です。
楽しいことが大好きで、平和主義。
困っている相手がいたら手を差し伸べて、例え自分が苦しくても、他者の幸せのために頑張れる女の子。強い正義感の持ち主です。

正直、これまでも出演してもらおうと思えばやりようはありました。
けれども、「その俳優が最も輝く役で出演してもらいたい」という想いから、彼女の出演は何度も見送って来ました。
そういう意味でも、今作の彼女は是非、1人でも多くの方に観てもらいたいです。

俳優として、今回が初舞台の萌笑さん。
彼女は稽古中も、よく質問をしてきます。
「今どうでしたか」「ここがわからなくて」
いつも、決まって悔しそうな顔で伝えてくる姿が印象的です。
抽象的な表現が多かったり、そもそも芝居場が広かったり、声を大きく出さなければいけなかったり……これまで活動してきた映像の分野とは違うことだらけですから、無理もありません。
ただ、ここで声を大にして言いたいのは、できないことは恥ずかしいことじゃないということです。
最初からできてしまったら面白くないから。
最も大切なのは、わからないことをわからないままにしないこと。
失敗を恐れて、挑戦をしないこと。
お芝居に、「間違い」なんてないんです。
あるのは、より良い(=better)だけ。
稽古とは、それを選んでいく作業です。

人生で一度しかない、初舞台。
しかも周りは経験者揃い。
焦りや不安もあると思います。

けど、大丈夫。
あなたは私が選んだ俳優だから。

だからどうぞ、信じて付いてきてください。
あなたができるようになるまで、いくらでも付き合います。
自信を持って舞台に立てるよう、全力で導きます。

作品のことも、座組みのみんなのことも、今よりもっともっと好きになるよ。
大変だけど、一緒に頑張りましょう。
最後には、みんなで笑って終われるように。

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