【もうそうしよう稽古場日誌②】いよいよ稽古スタート!
初めまして。
髙山さんに続いて稽古日誌を担当させていただきます、もあダむvol.3『もうそうしよう』演出助手の中川です。
拙い文章ですが、最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
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さてさて、顔合わせ後、稽古は「脚本読解」のターンに……!

「脚本読解」って単語、凄く小難しい感じがしませんか。現代文のテストを思い出します。そもそも漢字四文字なのが小難しさMAXです。
そんなイメージとは裏腹に、脚本読解は朗らかな雰囲気で始まりました。
キャストの皆さんが事前に考えてくださっていた各キャラクターの詳細を、「確かにそうだね……」「そんな解釈をしていたんだ!」と確認していく答え合わせのような作業。冗談を交えつつもリズミカルにサクサクと進む話し合い。パズルのピースがパチパチ合わさっていくような楽しさがありました。

何より!
役者一人一人が真剣に作品と向き合って、意見を持ち、それを遠慮なく発言できる場であったことが嬉しかったです💞
皆さんのひたむきさと、阿久津さんの〈全員にまっすぐ向き合う姿勢〉がふんわり楽しい雰囲気を作り出していたのだと思います。
実はあった裏設定や、初期構想の話なんかも聞けて。
そんな事まで話していいんですか!
というよりそこまで考えて書いてたんですか阿久津さん……!
と、一人吃驚していたり。
「もうそうしよう」は主に登場人物(虫物?)が虫のお話なので、その生態についても皆さん調べてきていて、話を聞くのもなんだか面白かったです。
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「脚本読解」の他にも、シアターゲームで心の距離を縮めるなどしました。

シアターゲームですって。
演劇、専門用語みたいな変な単語がめちゃくちゃあるところが本当にだめだめ。
AIによると⬇️
シアターゲームは、主に演劇や即興パフォーマンスを通じて参加者の創造性、コミュニケーション能力、チームワークを養うための遊びやエクササイズのことを指します。演劇教育やワークショップ、チームビルディングなどでよく使われます。
……要は演劇っぽいレクリエーションです。

人によっては、10歳近く歳が離れている本公演のキャスト陣。知り合い同士の方もチラホラいましたが、皆さんほとんど初めましてで探り探りの状態。
今回はキャストのみなさんだけでなく、阿久津さんや我々演出助手も一緒にゲームに加わりました。
身体を使った自由なワークに、思わず笑みも零れます。互いを気遣いながらも、全力で楽しむ! そこに遠慮はなく、次第に気持ちが解れて、私たちが1つのチームになりつつあるということを肌で感じることが出来ました。
きっと良い作品が出来上がる……!
と、一人でニマニマしながら帰宅したのを覚えています。
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初めて稽古場日誌なるものを書きました。
大学で日本語を勉強しているせいで、ついついお堅い敬語になってしまう癖がある私ですが、上手く書けていたのでしょうか……。
実は演出助手も人生初でして、髙山さんに頼りきってしまってるところがあります。髙山さん、いつの間にか仕事を見つけて終わらせてしまえる凄いお兄さんです。私も頑張ってより良い稽古場にしなくては……!
次回の稽古場日誌は髙山さんにお返しします。お楽しみに!
筆者:中川律
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もあダむvol.3『もうそうしよう』
2025.9.19(金)-22(月)@吉祥寺シアター
作・演出:阿久津京介
チケット予約受付中!
https://ticket.corich.jp/apply/393818/
《キャスト》
銀ゲンタ
三好紗椰
カワノヨウタ(様相)
木村圭介
石亀明日香
石垣エリィ
鍛代紘夢(悪夢倶楽部/TC夜明け)
谷口継夏
山下真人
虎子
中野歩
実倉萌笑
高丸あやね
原愛絵
桜木梨奈
阿久津京介
(敬称略)
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