本番が楽しみになる『もうそうしよう』見どころ紹介!【ややネタバレあり】
はじめましての方は、はじめまして。
そうでない人はこんにちは。
もあダむという団体の主宰をしています、阿久津京介です。
こちらの記事では、9月19日から22日まで、吉祥寺シアターさんで公演を予定している作品『もうそうしよう』の見どころを、作・演出の僕から「ネタバレあり」で! お届けしたいと思っています!

既にご予約がお済みの方も、そうでない方も是非お読みいただいて、ワクワクしてもらえたらなと思っています。
目次
・開場中からの仕掛け
・客席との掛け合い
・縦横無尽に舞台上に登場するキャスト
・歌あり、ダンスあり、全編生演奏の音楽劇
・「飛ぶ」(※ネタバレあり)
開場中からの仕掛け
「大人も子どもも楽しめるエンターテインメント」と銘打った今作。
団体として初である子ども割チケットを導入するなど、お子様のご入場を推奨している回もございます。
あくまでもファミリーシアターではないのですが、おむつ台の設置や、ベビーカーのお預かりなど、お子様連れの親御さんでも安心してご鑑賞いただける施策を多くご用意しております。
また、本作に登場するのは、1人を除いて全員が虫。

虫たちは自由に生きているので、本作では開場中の時間からキャストが登場します。
テーマパークのキャラクターグリーディングを想像してもらえるとわかりやすいかもしれません。
あるときは受付、あるときは客席、あるときは舞台上など、上演までの間、劇場という空間を自由に動き回っている予定です。
劇場全体を使った演出。
上演前に席の誘導をしてくれたり、お手洗いの場所を案内してくれたり、もしかしたら キャスト側から話しかけてくる こともあるかもしれません。
その間、キャストとの会話や写真撮影はOKですが、身体的な接触は避けていただけますと幸いです。
公演の性質上「人生で初めて見る演劇」が今作となる方も多くいると思います。
そういった方が演劇を、劇場という空間を好きになって、「また演劇を観ようかな」と思ってもらえたら嬉しいです。
客席との掛け合い
「演劇」は、お客さんと一緒に創るものだとぼくは考えています。
実際には脚本があるので、毎回同じことをして、同じことを喋るのですが、客席との一体感によってはまるっきり違う作品に見えたりもします。奇跡みたいなことが起こりえます。
そこが演劇の最も面白い部分なのです。

今この瞬間生きている人間が表現する姿。
それを限られた人数で見守り、味わう。
その空間に行かなければ観れない芸術。体験できる芸術。

そういう意味でも、今作では演出上、作中で虫たちがお客様に向かって話しかけてくる場面を用意しています。
始まる前にはきちんと俳優が説明、誘導しますので、難しいことはありません。
お子様がいる回も、そうでない回も、どうぞ前のめりに参加してください。
この作品を一緒に創りましょう。
縦横無尽に登場するキャスト
本作では、所謂「出捌け口」というものを定めていません。
出捌け口。俳優が舞台上に出てきたり、去ったりする場所のことです。
あくまでも劇場という空間でお芝居をするので、構造上では決まっているのですが、例えば舞台向かって右側に去った人が、すぐに左側から戻ってきたり、さっきまで扉があったはずの場所と違った場所に扉が出てきたりします。

時には客席の間を通って階段を降りてきたり、舞台2階のバルコニーからも出てきたり…
比較的美術の少ない「抽象的な作品」ですので、次はどこから出てくるんだろう、どこに何があるんだろうと、「想像」しながら楽しんでくださると幸いです。
歌あり、ダンスあり、全編生演奏の音楽劇
お客様に作品を楽しんでいただく工夫の一つとして、劇中の音楽を全編生演奏でお送りします。
生演奏の迫力。音楽の持つ力。
演奏する楽曲は、音楽監督Lailielによる全編書き下ろしのオリジナル楽曲です。

主に演奏する楽器は、ギター、ベース、ドラム。
そのほか、カスタネットやウッドストックなど、お子様に馴染み深く、大人は懐かしさを感じるような楽器も演奏します。
演奏を担当してくれるのは、今回の公演のために集まってくれた心強いメンバー。
スペシャルバンド“The Elements From Another Planets”です。
生演奏による視覚的、聴覚的な面白さ で、お客様を楽しませます。

また、生演奏パートにはダンスパートも組み込んでいます。
振付を担当してくれたのは、子ども教育番組の振付の経験もある、ダンサーのmaekonさん。

彼女による、思わず一緒に踊りたくなるようなキャッチーな振付と共にお送りします。
飛ぶ(ネタバレあり⚠)
あらすじでも書きましたが、今作は「ダンゴムシが空を飛ぶ話」です。
本作の主人公であるダンゴムシのナナシ。
「翅のない虫」である彼は、空を飛ぶことを夢見ています。
彼が飛ぶまでの、単純明快なストーリー。

大人にしか伝わらないような小ネタを随所に挟みつつも、全体的にはすごく分かりやすい話です。
それでは、ダンゴムシが飛ぶ、とはどういうことか。
※ここからは、⚠本作最大のネタバレ⚠を含みます。
読みたくないよ!という方はどうぞ、お戻りください。
ここまでお読みくださりありがとうございました!
それでは、どうぞご注意してご覧ください。
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
ダンゴムシのナナシが飛ぶ方法。
それは、「飛行機」です。
今作の物語終盤。
舞台上には
横幅が約5.5m、奥行きが約5mの巨大な飛行機が登場します。
人が実際に乗り込めるサイズ。
かなり迫力があると思います。

もあダむvol.3『もうそうしよう』、その正体は、
ダンゴムシが「飛行機に乗って」空を目指す話です。
では、飛行機はどこからやってくるのか。
そんなに巨大なものをどうやって作るのか。
そしてナナシは、空を飛ぶことができるのか。
そこは是非、劇場でご確認ください…!
おわりに
ここまでお送りした見どころ紹介。
お楽しみいただけましたでしょうか。
これを読んで興味を持ってくれたり、少しでもワクワクしてくれたなら、それほど嬉しいことはありません。
以上のように、たくさんの仕掛けをご用意している本作ですが、何より、劇場でご覧いただくことで本作は完成します。
大人も子どもも楽しめるエンターテインメント。
ぼくとしても、団体としても最大の挑戦です。
絶対に楽しませます。
是非劇場で目撃してください。
皆様にお会いできますことを、心から、楽しみにしています。
それでは!
阿久津京介
🎫チケットのご予約はこちら!
https://ticket.corich.jp/apply/393818/
🔥クラウドファンディングも実施中です!!
https://camp-fire.jp/projects/872216/view
この記事へのコメントはありません。