春山椋


【プロフィール】春山椋(はるやま・りょう)
【生年月日】1996年10月11日 【出身地】東京都 【身長】155cm
【特技】食品サンプル作り、バトントワリング
【趣味】ポッドキャストを聴くこと、お笑い鑑賞
【略歴】
2005年にミュージカルで初舞台を踏み、以降舞台・映像を中心に活動。
日本大学芸術学部演劇学科卒。
近年の舞台出演作に、キ上の空論『ピーチオンザビーチノーエスケープ』 丸福ボンバーズ『STAGE ~舞台、位置、足をつける場所~』 NAPPOS PRODUCE『グッド・バイ』などがあり、2023年4月にはユニット「Scamps」を立ち上げ、主宰・旗揚げ公演を行った。

Q1.演劇、俳優を始めたきっかけ:「天才てれびくん。」


小学生の時に、当時大好きだった「天才てれびくん」を観ていて、
同い年くらいの子どもたちがテレビの中で楽しそうに遊んでいるのを羨ましく思い、
私もやりたいと親に頼み児童劇団に入れてもらったのがきっかけです。
友達がいなかったわけじゃないですよ…(笑)

その劇団でミュージカルや演劇に出会い、面白いなと感じ、舞台の道に進みました。

Q2.影響を受けたもの、私をカタチ作ったもの:「両親の趣味。」


両親共に元々「大人計画」「東京サンシャインボーイズ」が好きで、
家に舞台やドラマのDVDがたくさんあったので自然とそれをずっと観ていました
1番好きなDVDはミュージカル「オケピ!」です!!

やりたいと言い出したのは自分の意思ですが、
現に私も三谷さん作品が好きなので、この親の趣味には非常に影響を受けたような気がします。

Q3.役作りや稽古の準備のはじまり:「役の存在が色濃くなるように構築する。」


自分の役について掘り下げるところから始めますかね…
台本に書いてない情報を勝手にたくさん妄想して書き出したり、
役の存在が色濃くなるように構築します。
あとは「もし自分だったら」この状況になったらどうするかな〜…と想像します。
なんだか恥ずかしくなってきました。



あ、もちろん準備といえば台詞覚えも!
これまで自分では覚えるの得意な方だと思ってたのですが、最近気付きました。
めちゃくちゃ苦手です。
え、これ年のせいですかね?
どんどん覚えるの遅くなっていくんですかね? やだ………頑張ります。

Q4.演技、お芝居について最近考えたこと:「演技と自分。」


つい先日もお芝居のワークショップに行って、すんごく落ち込んだところでした。
自分って面白くないな〜って。


演技と自分って切り離すことは絶対に不可能だと思うんです。
だから、自分自身が色んな経験したり、いっぱい心を揺さぶられないとな、とは思うけれど、最近ずっと感情が凪で…

いやこれはやばい!と読書していたら、朝の満員電車で号泣しました。
感情生きてました、よかった

Q5.俳優としての座右の銘:「たくさん持ってたっていいじゃん!」


案ずるより産むが易し
一期一会
一寸の光陰軽んずべからず
失敗は成功のもと
備えあれば憂いなし
鉄は熱いうちに打て
為せば成る 為さねば成らぬ何事も
無知の知



「私の座右の銘はこれ!」というものを持っていなかったので、日々意識している言葉自分の考えに沿ったものを一覧から抜き出してみました。

どれか1つを選ぼうかとも思いましたが、たくさん持ってたっていいじゃん!ということで、この8つです。

Q6.最後に自由にメッセージ:「過ぎゆく日常を…」


ここまで読んでくださった方、ありがとうございます。

実は、大学時代に卒業論文が本っっ当に書けなくて、教授から
「これではどうにもなりません」
とメールが来たくらい文章を書くのが苦手な私ですが、大丈夫だったでしょうか

家では書けなかったので、チェーン店のカフェで今書いているのですが、
来る人来る人(大学生)みんな知り合いのようで、すごく気まずいです。
なんなんですかこの地域のコミュニティ。

そんなことはさておき、
【もあダむ旗揚げ公演『バター、トースト、ジャム』8/3~8/8 王子小劇場にて】
主宰の阿久津さんが立ち上げた新しい団体の第一歩。
そんな公演に携われることが嬉しくとっても楽しみです!
演劇好きな方も、観たことがない方も、是非ご覧いただきたい作品です。
この作品を通して、過ぎゆく日常を一度立ち止まるきっかけになれば嬉しいです。
劇場にてお待ちしています!!

大学生たちは一気にいなくなりました。全員で焼肉食べ放題に行ったみたいです…いいな…

演出家コメント


春山椋ちゃんです。

2005年に俳優活動をスタートしたとのことで、その芸歴は18年目(!)
それも納得がいく確かな演技力を持った実力派です。

先輩だし、椋さん、と呼ぶべきなんですかね。
それでも思わず椋ちゃんと呼びたくなるほど、その人間性は愛嬌ユーモアに溢れている。
かと思えば、板の上では少女のように儚げで、
それでいてどこかミステリアスな雰囲気を纏った素晴らしい俳優に一変します。

その一挙手一投足に思わず目がいってしまうようなとてつもない魅力
もちろん普段も本当に魅力的なんですが。

実際稽古をしていても、
椋ちゃんのお芝居の引き出しやフィードバックに対する対応力凄まじい集中力には度々驚かされます。


今作『バター、トースト、ジャム』は、群像劇です。
登場人物全員にストーリーが、背景があります。
ぼくの想いを少しずつ投影した大切な役ばかりです。
その中でも、今回彼女にあてた「ナオ」という役。
今作は、彼女のための脚本と言っても過言ではありません。
ぼく自身、この役には並々ならぬ想いがあります。

ただでさえ難しい脚本。
その執筆時から「ナオ」には、
容姿や声質、演技体に至るまで、かなり明確なイメージがありました。

だからこそ、キャスティングは難航を極めた。
果たしてこの役を演じきれる俳優が存在するのか

しかし、そんなとき椋ちゃんに出会った。

これは今だから言うわけではないんですが、
彼女がナオを演じてくれることになったことで、この作品は一気に動き始めました
今ぼくの目の前には、ぼくが想像していた以上のナオがいる。
それが嬉しくて仕方がありません。

そんな彼女は、稽古場に来るのがとても早い

演劇が、舞台が好きで、人一倍勉強熱心でもあります。

お芝居に向き合う姿勢
もちろん、それが全てではありません。
早く来ていない人が真面目でないと言いたいわけでも。
ですが、そういう小さなところからも、彼女のお芝居に対する想いが透けて見える。

俳優としてだけでなく、人として素晴らしい部分が本当に多いんです。
ぼくももっと頑張らなければと思います。

私服が個性的ででキュートな椋ちゃん。
おにぎりとおむすびの使い分け謎のこだわりがある椋ちゃん。
人としても俳優としても、本当に魅力的な方です。
春山椋という人間に出会えて良かったと心から思います。


今作を通じて、彼女の魅力がひとりでも多くの方に伝われば、
演出家としてそれほど嬉しいことはありません。


舞台上で”生きる”彼女を是非、劇場で目撃してください。

(とある日の稽古で椋ちゃんが着ていたチチヤスの服。どこで買ったんだろう。)

【春山椋扱い】バター、トースト、ジャム 予約フォーム (quartet-online.net)

クラウドファンディングのご案内


もあダむ旗揚げ公演『バター、トースト、ジャム』は、
2023/8/3(木)~8/4(火)、王子小劇場にて上演されます。

クラウドファンディングにご参加頂くと、
支援者限定の【稽古場日誌】がご覧いただけます。(※「出演者を応援コース」を除く)
また、「『もっと』創作過程を見つめるコース」をご支援いただくと、【稽古場日誌】に加え、俳優の感想・変化などをお届け致します。
実際の上演だけでなく、「創作の過程」を併せて体験して頂ければ何よりです。